今年は特に、手指の消毒やお部屋の換気など、例年に増して気を使われている方が多いかと思います。
しかし、何事もですが、
<やり過ぎ注意!>です。
一言で『菌』と言っても、
腸内環境を整えるビフィズス菌のように良い菌もあれば、
からだに悪い影響を与える菌もありますよね。
人間の皮膚には、【常在菌】という肌環境を整えてくれる菌が常に住み着いています。
その中でも、例えば、
肌の潤いを作り出し、肌のバリア機能を高める機能がある『表皮ブドウ球菌』。
細菌の増殖を抑える機能がある『アクネ桿菌』。
これらの菌と共存していることで、私たちの肌は健やかに保たれます。
しかし、手指消毒を行うとその菌達はどうなるのでしょう?
撃退したい「コロナウィルス」や「インフルエンザウィルス」を殺菌するのと同時に、当然ながら、良い菌まで殺菌されます。
常在菌が殺菌されると、バリア機能を失い、肌が乾燥します。
すると、
乾燥し、バリア機能が弱った肌は、さらに菌に犯されるリスクが増え、免疫力の弱い肌を作る結果になります。
だからといって、コロナウィルスを放っておくことは出来ませんよね。
常在菌は、12時間で復活すると言われていますので、やり過ぎ・洗い過ぎに注意しながら、
・過剰なアルコール消毒を控える
・肌に優しいオーガニックせっけんを使う
・しっかり保湿する
のシンプル且つ、基本のケアで、“常在菌にも優しい”withコロナ生活を送りましょう!